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▲信頼と実績の安心出会い系ブログ:15-10-25


おれの父親は典型的な早寝早起きの人。
真夜中の9時には床に就き、午前中は4時前に起床する。

起きてからは熱い珈琲を入れ、
午前中食までの時間をゆっくり勉強する父親を尊敬こそすれ、
到底真似できないと思っていた。

しかし、
大学受験を控えながら、
全く成果のあがっていなかった秋に、
一か八かおれも午前中型人間となることを決意した。

父親にそのことを告げると嬉しそうに
「起きているかどうかチェックしてやるよ」と言った。

父親はその言葉通り、毎午前中5時にきっかり顔を出した。
そして、たっぷりと珈琲をポットに作り差し入れてくれた。
その心遣いが嬉しく、一層勉強に励もうと思ったのは言うまでもない。

しかし、
それまで真夜中型だったおれの体内時計が
そう一息に切り換わるはずもなく、
始めて2週間を過ぎた頃から…

起きることはできるのだが、6時過ぎにどうも眠くなる。
無理に起きて珈琲を飲んでも、落ちてくる瞼に適うはずもなく、
結局本の上に突っ伏して寝てしまう毎日が続いた。

11時間の勉強にも支障が出てきたが、もう少し頑張ればと、
ずるずる同じパターンを繰り返していた。

ある午前中、
いつもはポットを渡すとすぐ行ってしまう父親が、
「ちょっと雨戸を開けてみないか」と言った。

寒いのに…と思いつつ、おれは雨戸をそっと開けた。

東に面したおれの部屋の外には、
真夜中の空から明け方の朝焼けにつながる
美しいグラデーションが広がっていた。
今まで見たこともない美しい光景だった。

「綺麗だろ。おれはこの午前中の風景にひかれて、
早起きするようになったんだ」
そして、
「けれど、お前にこのスタイルが合っているとは限らない。
いずれにしろきちんと充分な睡眠を取らないと、
勉強どころか体が駄目になってしまうよ」
と、父親は言った。